既婚者の海外ひとり旅~シンの大冒険~

はじめまして。 30代のサッカー大好きサラリーマンです。 結婚後になぜか1人旅にハマってしまい妻に迷惑をかけてます。 1度きりの人生。いろんなことを経験して人生を楽しみたいです(経験フェチ) 。新婚旅行でスペインへ。。。そこから自分の中の冒険心に火が点いてしまった!海外へひとり旅に行きたい! でも結婚したばっかりだしなー。(笑) 意を決して嫁に打ち明けた。 僕『ひとりで海外旅行してきていい?』 嫁『は?(怒)』 まあ当然だよな。。。仕方ない。。。諦めるか。。。 しかしここから状況が一変する。。。

既婚者サラリーマンのひとり旅バックパッカーの誕生。

2016年12月都内某所。寒さを感じながら私たちの結婚式は執り行われた。たくさんの人に祝福され私たちは幸せを感じていた。
夫婦になった実感を強く感じる1日となった。。。
それから2017年GWに、私たち夫婦はスペインへ新婚旅行に旅立った。
行先と時期に関しては完全に私のわがままを聞いてもらった。サッカースペインリーグのエル・クラシコを観戦するためだ。
ちなみに妻はサッカーに興味はない。ロナウドとメッシの区別もつかなかったであろう。そして日本でエル・クラシコのチケットを購入するとバックスタンド一階の席で15万円した。
目球が飛び出る金額だ。
しかし飛び出た目球をすぐに戻し、僕は『エル・クラシコのチケットが15万か。意外と安いな。』と呟き購入した。
のちに妻は『15万でLOEWEのバックをもう一個買えばよかった』と嘆くのであった。
サンティアゴベルナベウでのその試合は、スタジアムの雰囲気、試合内容ともに最高で、とても濃密な90分であった。サッカー界の頂点に立つメガクラブ同士の戦いを現地で観戦できたことは一生忘れることのない思い出となった。目の前には生のロナウドやメッシ、世界のトッププレーヤーたちがガチンコの戦いを繰り広げているのだ。
こんなわがままを聞いてくれた妻に、ただただ感謝の意を伝えたい。『Gracias.』そんな妻へスペインのLOEWE店でバッグを買った。言葉だけでなく、しっかり物でも感謝を伝えた。妻がLOEWEのバッグを使っているのを見る度にスペインの思い出が蘇ってくる。
そんなこんなでスペイン新婚旅行は忘れられない二人の大切な思い出となった。
日本へ帰ってきて時差ボケに苦しみボーとしていたある時。バルセロナで出会った一人の人物を思い出した。この時も妻にわがままを言い、私はバルセロナ市街を一人で歩いていた。妻は海外で一人行動するのは怖いといい、ホテルにこもっていた。何度も言うがこれは新婚旅行の話だ。新婚旅行で一人行動をしたいと懇願し、妻をホテルに置いていく夫はいい夫とは言えないであろう。こんなわがままを再び聞いてくれた妻に、ただただ愛の意を伝えたい。『Te amo』
その人物はドイツ人の青年バックパッカーであった。彼は私に英語で話しかけてきた。私は英語はあまり分からないが、彼は私でもわかるであろう単語をゆっくり丁寧に話してくれた。私のヒアリング能力は当てにならないのだが、どうやら彼はひとり旅をしていて、オランダ→イタリア→フランス→スペインと旅をしているらしい。
私は『marriage trip』だと言った。伝わったのか?彼は少々驚いた様子であった。そんな彼は今どこを旅しているのだろうと考えると、胸が高揚した。
海外を一人で自由に旅したい。
日本では見たこともない景色や街を感じたいと思ったのだ。私は急に焦りを感じた。そして胸の高鳴りを抑えられずにいた。
しかし私は既婚者の身であり。ついこの前、結婚した新婚夫婦だ。こんなこと許される訳がない。
恐る恐る打ち明けてみる。『ひとりで海外旅行に行きたい』妻は理解できな。、という顔をしていた。それは当然だ。しかしどうしても行きたいんだとお願いすると、一度だけならと許しを得る。意外とすんなりOKが出たのだ。あれっ?いいんだ?
その理由を聞いてみると、披露宴での新郎から新婦へのサプライズ演出にとても感動したということと、式の準備をとても協力的にしてくれたことが嬉しかったそうだ。私は披露宴で妻へ渾身のサプライズをかましたのだ。
大成功であった。
式の準備も妻に任せることをなく積極的に参加し、妻の望む披露宴へ少しでも近づけるために尽力した。
男性諸君。披露宴での新婦へのサプライズ演出と、式の準備へ精力的に参加することを強くお勧めしたい。その努力は自分に返ってくるのだ。

という訳で、ここに一回限りの既婚者サラリーマンのひとり旅バックパッカーが誕生したのであった。

 

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今でも、この時の胸の高鳴りとワクワク感は覚えている。こんなわがままを三度聞いてくれた妻に、ただただ感謝の意を伝えたい。『ありがとう』
日程は決まっていた。お盆休みだ。なかなか会社の休みは取れないからしょうがない。
まず行先を決めよう。なんせ1度限りの海外ひとり旅だ思いっきり楽しむぞ!!