ペンションで目が覚めた。。。
心地よい風が気持ちいい。窓を開けたまま眠ってしまったのか。
相当疲れていたんだな。
2時間くらいで起きるだろうと思い、目覚ましアラームをかけずに寝てしまったのだ。
その結果8時間も眠ってしまうなんて。
ん?
時計を見ると朝の5:00。今日のは6:40にドブロブニク空港を発つ飛行機に乗る予定だ。
ドブロブニク→ザグレブ→コペンハーゲン。といったフライトスケジュールである。
ザグレブまでは国内線であるため、1時間ほど前に空港へ着けばなんとかなるだろう。
すぐに散らかっていた荷物をリュックに詰める。
そしてどうすれば一番早く空港へ着けるかを冷静に考える。
タクシーを呼ぼう!
これまで泊まったホテルは24時間レセプションが対応してくれるホテルだった。
しかしここは超ド田舎のペンション。誰も対応してくれないし、起きている人などいない。どうしよう。。。
Uberというタクシーを呼ぶアプリを使ってみたが、うまく繋がらない。
やばい。。。
とりあえずペンションを出よう。
鍵をレセプションに置いて、チェックアウトの手続きをせずに外へ出た。
ごめんなさーい。
そうだ!昼間、ドブロブニク旧市街へ行くときに近くのタクシー乗り場から乗った。
そこへ行けばタクシーが停まっているんじゃないか?
急いでそこへ向かったが、こんな早朝の超ド田舎にタクシーなど止まっているはずがなかった。
いよいよ窮地に追い込まれた。
時刻は5時半を過ぎようといていた。
残る手段は走る以外に残されていなかった。。。
不幸中の幸いだが、Googleマップで空港の位置を見てみると4キロほどであった。
走って空港へ行けば何とかなるんじゃないか!?
まだ薄暗いドブロブニクのド田舎を5キロ以上のバックパックを背負い、走り出した。
走っている途中でタクシーを拾えるかもしれないという淡い期待もあったが、全然車が走っていない。
さらに、この辺りは地形的に上り坂が多い。
バックパックも重い。
走っては歩き、走っては歩きを繰り返す。
Googleマップを見ながら、ただただ空港へ歩みを進めた。汗が滴るように垂れてくる。
そして時計とにらめっこ。
6時を回った頃、やっと空港が見えてきた。しかしまだまだ距離がある。
何度も諦めてしまおうかと思った。こんなにギリギリに着いても、どうせ乗れないだろうし。。。空港カウンターが混んでいたら絶対間に合わなだろうし。
しかし諦めずに、泣きそうになりながら走り空港へ着いたのが6:15。
フライトの25分前に空港について、飛行機に乗るなんて無理だろう。半ば諦めていたが、クロアチア航空のカウンターに駆け込んだ。
5組くらい並んでいた。。。終わった。。。
やけくそになっていた僕は、隣のルフトハンザ航空のカウンターにチケットとパスポートを見せた。するとカウンターのお姉さんは緊急事態だという事を察してくれ、急いで搭乗手続きをしてくれた。
ていうかクロアチア航空なのにルフトハンザ航空のカウンターで搭乗手続きできるのかい!とツッコミたくなったが、そんなことはどうでもいい。
お姉さん!臨機応変な対応をありがとうm(__)m
そしてダッシュで2階へ上がり、荷物検査をする。
検査官は僕が汗をビッショリかいていたので、大笑いしていた。。。
そして搭乗ゲートへ向かうと、機内に乗り込む人たちの列があった。
時刻は6:35.
間に合った(*´▽`*)
フライト25分前に空港へ到着しても飛行機に乗れることを学んだ(笑)
いやいや、そうじゃない。
①空港カウンターのお姉さんが気を利かせてくれたこと。
②小さな規模の田舎空港であったため、空港内での移動距離が少なかったこと。
③何度も諦めそうになったが、必死に重たい荷物を背負いながら走ったこと。
この3つの要素が、この旅の最大のピンチを乗り越えられた要素だと思う。
良い子のみんなは真似するなよ!(笑)
時間に余裕をもって、空港へ到着するんだぞ。
まぁそもそも今回の旅はハードスケジュールすぎるところに問題があるのだ。。。
『フライト25分前に空港到着事件』は一生の思い出になるであろう。
意外となんとかなるもんだな~(*´▽`*)
それとも運が良かっただけか。。。
それにしても朝から走りまくって疲れたーーー(+_+)
飛行機の中でも汗がビッショリだったのは気まずかった。。。
隣の席の方、すみませんm(__)m
この旅、4か国目である。
ついに北欧に足を踏み入れた!
お騒がせブログでしたーーーm(__)m