行先は１週間ほどで決まった。
遠すぎても近すぎても嫌であった。この１週間、頭の中にあったのは旅のことだけであった。
世界地図を見たり、ネットでひとり旅の行き先ランキングなどをたくさん検索した。こんなにも心の底からワクワクするのは何年振りであろう。バックパックを背負い、汗をぬぐい、髭を蓄え、力強く大地を歩く自分の姿を想像する。もう気分は旅人そのものだ。
そして…タイに行くことを決めた。
ネット記事でもタイは海外旅行初心者におすすめされていた国であったし、バックパッカーの聖地とも呼ばれる。『カオサンロード』があるらしい。
なんとも安易な決断であるが。。。
しかし世界中のバックパッカーが１度はそこへやってくるのだ。とてもロマンを感じるじゃないか。
行先が決まったらまずは航空券をとらねば。
2017年8月11日～8月16日の日程で東京発、バンコク行きの航空券を探した。skyscannerというアプリはとても便利である。というかアプリを使って航空券が取れるということに驚いた。
いつの間に時代はこんなに進んでいたんだ！？
ホテルもアプリで予約することができるようだ。無知な自分を恥じた。と同時にこの便利さに感動した。結局skyscannerで検索しExpediaで航空券とホテルを予約した。
ちなみに8月16日は私たち夫婦の入籍日である。いわゆる初めての結婚記念日だ。その日に家に居ないのはさすがにまずい。16日早朝に羽田空港へ到着する飛行機で帰ってこよう。
となると10日の仕事が終わったその日のうちに出発する飛行機はないのか？
検索する。。。
あるじゃないか。11日～15日まで5日間丸々遊べる航空券を予約した。素晴らしい日程だ。
こんな簡単に航空券の検索ができてしまうskyscanner。恐るべし。
そしてバンコクからシェムリアップ(カンボジアのアンコールワットがある都市)へは１時間程で行けるようだ。タイだけじゃ物足りないし、アンコールワットも見たい。ということで14日早朝にバンコクを発ちシェリムアップに到着、15日昼にシェムリアップを発ちバンコクへ帰ってくる航空券を取り、旅の日程に無理やりぶち込んだ。行先にカンボジアも加わった。
ひとり旅とはこんなにも自由なのか。
ツアーに申し込む旅行は、楽に効率よく観光地を周れて便利かもしれない。しかし私が求めるのは効率さよりも自分でやり切った達成感。失敗してもいい。海外でひとり様々な困難に打ち勝ち、自分自身の成長させることを目的としているのだ。
さらにひとり旅は、スケジュールを好きなようにカスタマイズできる。そして私を邪魔をするものは何もない。
自由だ。
バンコクとアンコール遺跡群のことをもっと調べよう。毎日の仕事を終えると図書館や書店で情報を集める日々が続いた。旅の計画を立てるのが楽しくて仕方がない＼(^o^)／
そしていよいよ日本を発つ日がやってきた✈
